学生と大人の学びの違いを理解せよ!
子どもの頃「大人っていいな勉強しなくていいから」
大人になってから「子供っていいな、夏休みもあるし、宿題ささっと終わらせたら自由だし」
いつになってもないものねだりをしている、私。
大人になって大変なのは、自分自身で目標を定め学習していかなくてはならないこと。
「もう、いいや。まぁいいか」と投げ出すのは簡単だ。
しかし、そうも言ってられないこともたくさんある。
今回は、
大人の学びは主体的な学びに繋げるためのアプローチが必要
ということについて考えることにする。
学生と大人の学びの違い
学生時代はカリキュラムに添い、その決められた項目を勉強していくことになる。しかし、大人は新人教育のためのカリキュラムはあっても1年後、3年後と徐々に仕事に慣れていくに従い教育的関わりは少なくなっていき、その後の成長は個人に委ねられることが多い。
この大人の学び、成人の教育を「アンドラゴジー」という。一方で子ども(学生)の教育を「ペタゴジー」という。
アンドラゴジーとは
もともとはドイツの教育者アレクサンダー・カップが使用した言葉であるが、アメリカ合衆国の成人教育の理論家マルコム・ノウルズのより、成人教育の主要な概念として発展された。アンドラゴジーの理論では「成人は内発的な動機付け要因により、学習に動機付けられやすい」とされている。
ペタゴジーとは
教育機関、教育者によるカリキュラムがあり、教育者により教え導かれる。
つまり、1年後、3年後と教育の手が徐々に離れていくからこそ、学生スタイルの学びから大人スタイルの学びへ変換していけるように関わることが大切である。
カリキュラムをこなすよりも、主体性な学びへ繋げるためのアプローチ。
大切に育てた子トラ。毎日毎日餌をあげ、ついに成人した子トラ。
ある日突然
親トラ:成人したから今日から狩りに出なさい。
子トラ:・・・。
子トラは獲物を仕止めることはできませんでした。
獲物の仕止め方を知っている子トラに育てなければ厳しい自然界で生きていくことはできない。
学生と大人の学びの違いを理解し関わることが大切。
主体的な学習へ繋がるためのアプローチが必要。
日々の看護場面から新人ちゃんが興味、関心を持った場面を引き出し学習につなげていき、自分が行ったことを自分で認めることができるように関わっていけるようにしていきたい。
つい、できないことへ目を向けがちになるが興味、関心を大切にしたい。
次回はアンガーマネジメントにしよ。
最後まで読んで頂きありがとうございました。ヽ(´▽`)/